仏像の持ち物/property
仏像が手に持っているものは それぞれ意味のあるものです。仏像の持ち物には、蓮華, 宝珠, 水瓶, 薬壺, 法輪など 12種類があります。
Buddha statue has something meaningful. There are 12 kinds of properties, such as lotus flower, jewels, water bottles, medicinal jars, and holly rings.
泥から生じた美しい蓮(はす)の花、つぼみは清らかな心、悟りの象徴とされる。菩薩が持つ。
竜王の脳中から出た、あらゆる願いをかなえる珠。観音菩薩などが持つ。
不思議な甘露水が入っていて、ふりかけると穢れが消えるとされる。観音菩薩などが持つ。
万病を癒す薬がはいっている壺。薬師如来が持つ。
戦車の車輪であり、仏の教えの広がりをあらわす。如意輪観音などが備える。
僧侶が手にする托鉢(たくはつ)の容器。釈迦如来、千手観音などが持つ。
先端に輪が複数つき、地面につくと音が鳴る杖(つえ)。地蔵菩薩、長谷観音などが持つ。
愛染明王、十二神将、千手観音が持つ武器。
迷いを断ち切るための武器。文殊菩薩、不動明王、四天王などが持つ。
杵(きね)の形をした古代インドの武器。先端の形で 独鈷杵(どっこしょ)、三鈷杵、五鈷杵などがある。愛染明王、金剛力士などが持つ。
刀が股状になっている突き刺す矛(ほこ)の一種。四天王などが持つ。
五色の糸をよった縄。煩悩をとらえると言われる。不空羂索観音、不動明王などが持つ。