あ行の「論語」用語(あ ~ お)

嗚呼(あぁ)

強い嘆息・慨嘆の言葉。

噫(ああ)

感動詞。

相(あい~)

たがいに。

敢(あえて)

わざわざ。すすんで。

敢問(あえてとう)

失礼ながらお尋ねします。

飽(あく)

腹いっぱい食べること。

惡衣(あくい)

粗末な着物。

惡食(あくしょく)

粗末な食事。

舉(あげる)

抜擢する。採用する。

朝(あした)

朝。

與(あずかる)

たずさわる。参与する。

歸厚(あつきにきせん)

人情が厚くなる。

侮(あなどる)

馬鹿にする。侮蔑する。

絢(あや)

美しい綾模様を施すこと。

殆(あやうき、あやうし)

危険なもの。悪いもの。

過(あやまち)

過失。

不弐過(あやまちをふたたびせず)

同じ過ちを繰り返さない。

觀過(あやまちをみて)

過失を観察する。

無所爭(あらそうところなし)

人と争うようなことはしない。

改(あらたむ)

(自分にもある同じ欠点を)直す。

不改(あらためず)

改めない。つらぬき通そうとする。

在(あり)

住んでいる。

或(あるひと)

ある人。

晏平仲(あんぺいちゅう)

斉の名臣。

威(い)

威厳。

唯(い)

はい(丁寧な返事)。

威(い)

威厳。

意(い)

自分勝手な心。

謂(いう)

あることについて批評して言う。

在家(いえにありて)

仕官していない。普通の庶民である。

桴(いかだ)

いかだ。「筏」とも書く。

不遷怒(いかりをうつさず)

怒りにまかせて、八つ当たりしない。

何如(いかん)

どうでしょうか。事実や状態を問う言葉。

不慍(いきどおらず)

腹を立てない。

發憤(いきどおりをはっして)

心を奮いおこして励む。

郁郁乎(いくいくとして)

文明の秩序があって盛んなさま。

衣輕裘(いけいきゅう)

上着と軽くて暖かい上等の皮ごろも。

誘(いざなう)

人を導き、進歩させる。

畏(いす)

生命の危険にさらされる。

惡(いずくにか)

どこに~あろうか(いやどこにもない)。

焉(いずくんぞ)

~にちがいない。句末のときは読まない。

焉知(いずくんぞしらんや)

どうしてわかろうか、わかるはずがない。

孰愈(いずれかまされる)

どちらが優れているか。

孰賢(いずれかまされる)

どちらがすぐれているか。

致(いたし)

一身に尽くす。

戚(いたむ)

悲しみいたむこと。

異端(いたん)

聖人の教えとは違う教え。正統でない教え。

一隅(いちぐう)

一方のすみ。道理の一端。

一言(いちげん)

ひとこと。一句。

一簣(いっき)

竹かご1杯分。

一箪食(いったんのし)

一杯のご飯。

一(いつは)

一方では。一つには。

一瓢飲(いっぴょうのいん)

一杯の汁。

夷狄(いてき)

未開民族。東夷(とうい)、北狄(ほくてき)、南蛮(なんばん)、西戎(せいじゅう) の総称。

古(いにしえ)

むかしの。

自古(いにしえより)

昔から。

好古(いにしえをこのむ)

古の道を愛好する。

寝(いぬ)

寝る。

無所禱也(いのるところなきなり)

神に祈っても無駄である。

在(いませば)

存命中。

未聞(いまだ~きかざる)

まだ聞いたことがない。

未嘗(いまだかつて~せず)

今まで~したことがない。

未之有也(いまだこれあらざるなり)

今までにあったことがない。

未學(いまだまなばず)

まだ学問していない。

苟(いやしくも)

もし~であれば。

彌(いよいよ)

ますます。

色(いろ)

顔色。色欲。

曰(いわく)

言った。

淫(いんにして)

楽しんでも、それに溺れない。

喪(うしなう)

失う。

失(うしなう)

見失う。

失之者(うしなうもの)

失敗する人。

内(うち)

こころに。ひそかに。

内省(うちにかえりみて)

自分の心を反省して。

聽訟(うったえをきく)

両者の訴えを聞いて、正しい判決を与えること。

不移(うつらず)

変わりようがない。

器(うつわ)

器物。道具。機械。

疏矣(うとんぜらる)

疎まれ嫌われる。

可奪(うばうべき)

奪うことができる。

廐(うまや)

馬屋。

浮于海(うみにうかばん)

海外に行ってしまいたい。

無倦(うむことなかれ)

飽きてはならない。

敬(うやまう)

尊敬する。

怨(うらみ)

怨まれること。

無憾(うらみなからん)

気にしない。くよくよしない。

無怨(うらみなく)

他人からうらまれない。

得(うる)

欲得。利欲。貪欲。

忘憂(うれいをわすれ)

心配事も忘れてしまう。

患(うれう)

くよくよと気にする。心配する。

病(うれう)

くよくよと気にする。心配する。

不憂不懼(うれえずおそれず)

心配ごともなく、恐れもしない。

縕袍(うんぽう)

綿入れの衣服。

衛(えい)

国名。

繹如(えきじょ)

続いて絶えないさま。

請益(えきをこう)

もう少し付け加えてお話し下さい。

擇(えらびて)

選ぶ。

燕居(えんきょ)

家でくつろぐこと。宴居。

老(おいる)

五十歳以上。

王孫賈(おうそんか)

衛の霊公の時の大夫。

錯(おく)

上に置く。

饋(おくりもの)

贈り物。

行(おこなう)

行動する。

奢(おごる)

贅沢にする。

治者(おさむるもの)

天下をうまく治めた人。

誨(おしえる)

さとし教える。

愛(おしむ)

惜しむ。

懼(おそる)

心配する。気遣う。

可畏(おそるべし)

畏敬すべきである。

不足畏(おそるるにたらず)

畏敬する値打ちがない。

懼(おそれ)

おそれつつしむ。慎重の意。

己任(おのがにん)

自己の任務。

己(おのれ)

自分。

克己(おのれにかちて)

自分のわがままや欲望にうちかって。

己所不欲(おのれのほっせざるところは)

自分がいやだと思うこと。

行己(おのれをおこなう)

自己の行動。身のこなし方。

脩己(おのれをおさめて)

自己を修養する。

重(おもい)

重々しい。

思無邪(おもいよこしまなし)

思いに邪念がない。

思(おもう)

思索する。

懐(おもう)

思念する。

不及(およばず)

控え目。やり足りない。

不處(おらざる)

富貴の地位に安住しない。

終(おわり)

人生の終わりである葬儀。

温(おん)

おだやか。温和。

か行の「論語」用語(か ~ こ)

過(か)

過ち。過失。

科(か)

体力による差。

可(か)

よろしい。

我(が)

我執。我を張る。

乎(か、や)

~であろうか。

怪(かい)

怪異。奇怪。

繪事(かいじ)

絵を描くとき。

反(かえす)

類推・応用して反応を示すこと。

省(かえりみる)

観察する。

闕(かく)

除去する。欠と同じ。

鞟(かく)

毛を取り除いた皮。なめし皮。

下愚(かぐ)

困窮しても学ぼうとしない愚かな人。

椁(がく)

棺を入れる外箱。

學者(がくしゃ)

学問をする人。

廋(かくす)

隠す。匿す。

藏(かくす)

抱負を心の中にひそめて、退き引きこもる。

學(がくする)

学問をする。詩経・書経を読み、礼と楽を学ぶこと。

如斯(かくのごとき)

このようである。

雅言(がげん)

正しい言葉。標準語。

且(かつ)

その上に。

嘗(かつて)

以前~したことがある。

勝(かてば)

まさる。

夫(かな)

詠嘆の意。

必不得已(かならずやむをえず)

どうしてもやむを得ない事情で。

可也簡(かなりかんなり)

よろしい。

果哉(かなるかな)

果敢だな。思い切りがいいな。

不攝(かねず)

兼ねない。

夫人(かのひと)

あの人。

竈(かまど)

かまどの神。

居上(かみにいて)

人の上に立つこと。

犯上(かみをおかす)

目上の人にさからう、楯突く。

川上(かわのほとり)

川のほとり。

灌(かん)

鬱鬯(うっちょう、香気の強い酒)を地にそそいで神を招く。

寛(かん)

寛大。寛容。

監(かんがみる)

観察・参考とする。

莞爾(かんじ)

にっこりと笑う。

關雎(かんしょ)

詩経の詩。

桓魋(かんたい)

宋の大夫。

官事(かんのこと)

家臣の事務。

鬼(き)

先祖の霊。

杞(き)

周の武王が夏王朝の子孫を封じた国。今の河南省杞県。

器(き)

うつわ。りっぱな働きのできる人物。

鬼(き)

鬼神。神々。

蕢(き)

土を入れて担いで運ぶための道具。

義(ぎ)

道理にかなうこと。なさねばならぬこと。

既往(きおう)

過ぎ去ったこと。

幾諫(きかんす)

それとなくいさめること。

有聞(きくことあり)

孔子から教えを聞くこと。

無聞(きこゆることなくんば)

名声が聞こえてこない。

鬼神(きしん)

祖先の神霊。神々。

無所歸(きするところなければ)

返すところがないなら。引き取り手がないなら。

喟然(きぜんとして)

嘆息をつくさま。

君(きみ)

自分が仕える主人。君主という意味もある。君子と同意の時もある。

有君(きみあり)

君主がある。明君がある。

季孟之間(きもうのかん)

季氏と孟氏の中間の待遇。

窮(きゅう)

困窮する。行き詰まる。

九夷(きゅうい)

東方に住む九種の異民族。

翕如(きゅうじょ)

多くの楽器がいっせいに鳴る様子。

朽木(きゅうぼく)

腐った木。

居(きょ)

住居。

御(ぎょ)

御者。馬車を走らせる人。

恭(きょう)

うやうやしい。ていねいで慎み深い。

匡(きょう)

衛の国の地名。

餼羊(きよう)

いけにえの羊。

狂簡(きょうかん)

志のみ大きくて、具体性がともなわないこと。

皦如(きょうじょ)

物事が明らかなさま。

郷黨(きょうとう)

郷里。

匡人(きょうひと)

匡の国の人。

棘子成(きょくしせい)

衛の国の大夫。

鑚(きる)

きりで穴をあける。

衣(きる)

着る。

愚(ぐ)

馬鹿。

空空如(くうくうじょ)

馬鹿正直なさま。愚直なさま。

覆(くつがえす)

ひっくりかえす。

在邦(くににありて)

諸侯の国に仕えて。

位(くらい)

地位。

飯(くらい)

食べる。

食(くらう)

食べる。

罔(くらし)

道理に通じていない。無知なさま。

上(くわう)

加える。

加(くわうる)

物質的・精神的な圧力を加えること。

君子(くんし)

徳の高い立派な人。人格者。反対は小人(しょうじん)。

軍旅之事(ぐんりょのこと)

軍事。軍隊。

刑(けい)

刑罰。

敬(けい)

尊敬の気持ち。つつしみ深い。

恵(けい)

恵み深い。恩恵。

啓(けい)

啓発、ひらき教えて、物事を理解させる。

圭(けい)

主君が領土を与えたしるしとして、諸侯に与える玉器。

磬(けい)

古代の打楽器。吊るして打ち鳴らす。

掲(けい)

裾をまくりあげて渡る。

輗(げい)

横木。

輕裘(けいきゅう)

軽い毛皮の衣。

敬不違(けいしてたがわず)

その気持ちに逆らわない。

敬忠(けいちゅう)

目上の人を敬い、忠義を尽くすこと。

友于兄弟(けいていにゆうなり)

兄弟の仲がよい。

刑戮(けいりく)

刑罰に処されること。

軏(げつ)

横木止め。

血氣(けっき)

激しやすい意気。血の気け。

儉(けん)

つつましやか。質素。

賢(けん)

自分よりすぐれた人。

愆(けん)

あやまち。

言(げん)

言葉。よいことを言う。

弦歌(げんか)

琴の音に合わせて歌う。

廢言(げんをはいす)

その人のよい言葉まで否定する。

以言(げんをもって)

立派な言葉を言っても。言葉だけを信用して。

觚(こ)

かどのある酒杯。

固(こ)

固執。かたくな。

請問(こいとう)

ぜひお聞かせねがいたい。

弘毅(こうき)

度量が大きく、意志の強いこと。

剛毅(ごうき)

意志が強く気性が強い。果敢。

口給(こうきゅう)

口数を多く出すこと。口が達者なこと。

巧言令色(こうげんれいしょく)

言葉を巧みに飾り、うわべだけ愛想をよくして、うまく取りつくろう。

硜硜乎(こうこうこたり)

コチコチした融通性のない音色だ。

孝慈(こうじ)

親に孝行し、子孫をかわいがる。

公事(こうじ)

公の仕事。公務。

後死者(こうしのもの)

文王より後に死ぬ者。

剛者(ごうしゃ)

意志の強い人間。

巧笑(こうしょう)

愛らしく笑う。

後生(こうせい)

あとから生まれた人。後輩。青年。

孝弟(こうてい)

親孝行で、兄に対して柔順なこと。

孔文子(こうぶんし)

衛の大夫(人名)。

狐貉(こかく)

きつねとむじなの毛で作った毛皮。身分の高い人が着る上等な外套。

穀(こく)

禄。俸禄。

哭(こく)

大声をあげて泣く。

告朔(こくさく)

毎月初に生きた羊をいけにえとして供える儀式。

志(こころざし)

志望。意思。

心所欲(こころほっするところ)

心が欲するそのもの。

是以(ここをもって)

それゆえに。

對(こたえて)

答えて。

忽焉(こつえん)

にわかに。突然。

事(こと)

仕事とする。実行する。ものごと。

毎事(ことごと)

細かく。

是邦(このくに)

どの国でも。

斯語(このご)

この言葉。

是道(このみち)

このやりかた。

好(このむ)

対象に対して特別な感情をいだく。好きになる。

虎豹(こひょう)

虎と豹。

徑(こみち)

近道。

之(これ)

(意味はない。)

是(これ)

それが~である。

諸(これ)

これを~に。

反是(これにはんす)

その反対。その逆。

仰之(これをあおげば)

うやまってそのようになろうと望む。

改是(これをあらたむ)

人を見る評価の仕方を改めた。

如之何(これをいかんせん)

どうしたらよいか。

求諸人(これをひとにもとむ)

何事も他人に責任を求める。

瑚璉(これん)

宗廟の祭りに飯を盛って神前に供える器。

さ行の「論語」用語(さ ~ そ)

宰(さい)

卿大夫の家の長官。領地の長官。代官。町長。市長。

齋(さい)

祭祀のための斎戒。

祭肉(さいにく)

友人の家で行われた先祖の祭りにお供えした肉。

作亂(さくらん)

秩序をみだす。争いを起こす。

察(さっす)

自分で調べ直す。心の中までより詳らかに観察する。

喩(さとる)

理解する。敏感である。

不去(さらざる)

避けようとしない。

欲去(さらんとほっす)

やめたいと望んだ。

去(さる)

捨て去る。

非不(ざるにあらず)

~ないのではない。(二重否定)

三家(さんか)

魯の御三家(季孫氏、孟孫氏、叔孫氏)。

三戒(さんかい)

三つの戒め。

三歸(さんき)

三つの邸宅。

三隅(さんぐう)

他の三つのすみ。

三軍(さんぐん)

大軍。

三省(さんせい)

一日に三回反省すること。

三人(さんにん)

自分と他の二人。

子(し)

孔子の尊称。

詩(し)

詩経。

士(し)

道を志し、学問修養をしている者。

仕(し)

役人としてつかえること。仕官。

史(し)

記録をつかさどる役人。表面を飾るだけで誠実さに欠ける。

士(し)

道を志し、教養のある者。

詩(し)

詩経に収録されている詩。

四海之内(しかいのうち)

世界中。

弗如也(しかざるなり)

及ばない。

不如(しかず)

~に及ばない。

不然(しからず)

そうではない。

然則(しからばすなわち)

そうだとすると。それならば。

然後(しかるのち)

そうしてはじめて。そうしたあとで。

色莊(しきそう)

うわべだけを飾ること。

齊衰(しさい)

喪服の一種。

子産(しさん)

鄭の宰相。公孫僑。

志士(しし)

学問や修行に志す人。

死而後已(ししてのちやむ)

死ぬまでやめない。

死生有命(しせいめいあり)

死ぬも生きるも。

從(したがい)

見倣う。

不從(したがわれず)

服従しない。

為師(したり)

教師である。

室(しつ)

私室。私宅。

質(しつ)

素朴。質朴。生まれつきもっている資質。

疾(しつ)

病気。

質(しつ)

実質。

而(して)

接続詞の置き字。~ではあるが。

忍(しのぶ)

平気でする。

子之道(しのみち)

先生(孔子)の説かれた教え。

數(しばしばすれば)

何度も頻繁に。

後彫(しぼむにおくるる)

葉が枯れて散ること。

駟(しも)

四頭だての馬車。

射(しゃ)

弓矢の試合。

社(しゃ)

土地の神を祀るところ。

雖車馬(しゃばといえども)

車や馬(のような高価な贈り物)でも。

儒(じゅ)

儒学者。

衆(しゅう)

大勢の人。

周(しゅう)

広く公平に交際すること。

終日(しゅうじつ)

一日じゅう。

從者(じゅうしゃ)

お供(した門人)。

終食之間(しゅうしょくのかん)

食事をすますだけの時間。わずかの時間のこと。

終身(しゅうしん)

一生涯。

衆星(しゅうせい)

多くの星。

終夜(しゅうや)

一晩じゅう。

酒食(しゅし)

酒と飯。

樹塞門(じゅしてもんをふさぐ)

土塀を門の内側に築いて目隠しとした。

十室之邑(じゅっしつのゆう)

戸数十軒くらいの小さな村。

十世(じゅっせい)

今から十回王朝がかわった遠い未来のこと。

孺悲(じゅひ)

魯の人。どういう人物かは不明。

恂恂如(じゅんじゅんじょ)

温おだやかで恭うやうやしいさま。

循循然(じゅんじゅんぜん)

順序を追ってゆくさま。

純如(じゅんじょ)

調和のとれたさま。

牆(しょう)

土塀。

韶(しょう)

舜が作ったといわれる古典音楽。

譲(じょう)

ひかえめ、謙遜。

升下(しょうか)

堂と庭のあいだを昇り降りする。

葉公(しょうこう)

春秋時代、楚の重臣。

小車(しょうしゃ)

小さな馬車。

小人(しょうじん)

とるに足らぬ者。知識人。

誦(しょうす)

口ずさむ。

生(しょうず)

自然に出てくる。

證之(しょうせり)

法廷で証言した。

小大(しょうだい)

大小の事柄。

上知(じょうち)

生まれながらに道理を知っているすぐれた人。上智。

松柏(しょうはく)

松と児手このて柏がしわ。常緑樹。

諸夏(しょか)

中国の諸国。

食(しょく)

食事。

足食(しょくをたらし)

食糧を十分にする。

不知(しらざる)

わかりません。気にかけない。

退(しりぞく)

~の前から退く。

知(しる)

存在を知る。

信(しん)

約束すること。約束を守ること。信頼。

神(しん)

神秘的なこと。

陳(じん)

戦闘のための軍勢の配置の形。

有信(しんあらば)

信義を重んじる。

仁人(じんじん)

徳のあるりっぱな人。

申申如(しんしんじょ)

伸び伸びとしてくつろいだ様子。

申棖(しんとう)

人名。詳細は不明。

歸仁(じんにきせん)

仁徳になびき従う。

違仁(じんにたがう)

仁の徳から離れる。

安仁(じんにやすんじ)

仁に安住する。

害仁(じんをがいする)

仁徳をそこなう。

為仁矣(じんをなさん)

仁を行なうだろう。

成仁(じんをなす)

仁徳を完成させる。

利仁(じんをりす)

仁を利用する。

帥(すい)

総大将。

遂事(すいじ)

済んでしまったこと。

過(すぎたり)

ゆき過ぎ。やり過ぎ。でしゃばり。

過猶不及(すぎたるはなおおよばざるがごとし)

ゆき過ぎはやり足りないのと同様である。

救(すくう)

魯の君主を無視し、季氏が泰山を祭るという非礼を正して救う。

鮮矣(すくなし)

少ない。ほとんどない。「矣」は置き字で読まない。

勸(すすましむる)

人民が自発的に仕事に励む。

則勸(すすむ)

仕事に励む。

舎(すつる)

見捨てる。用いない。

既没(すでにぼっし)

すでに亡くなっている。

曾(すなわち)

以前に。過去に。

是(ぜ)

正しい。

性(せい)

生まれつき。もって生まれた性質。人間性。

成事(せいじ)

できてしまったこと。

求生(せいをもとめて)

命が惜しいために。

節(せつ)

節度。

賤(せん)

いやしい身分。低い地位。

善(ぜん)

よいことをする。

千室之邑(せんしつのゆう)

戸数千戸の町。

千乗之国(せんじょうのくに)

諸侯の国。大国。千乗は兵車千台。

先進(せんしん)

先輩たち。

饌(せんす)

食事をすすめる。

先生(せんせい)

先に生まれた人。年長者。

倩兮(せんたり)

口もとが可愛らしいさま。

戰(せんと)

戦争。

顓臾(せんゆ)

国の名。

戰栗(せんりつ)

戦慄。恐れおののく。

舉善(ぜんをあげて)

善行ある者を登用する。

素(そ)

胡粉ごふんで下地を塗ること。

莊(そう)

荘重な態度。

喪(そう)

喪礼。死者に対する礼。

宋(そう)

周が殷を滅ぼしたのち、微子(びし)を封じて建てた国。今の河南省商邱県。

壯(そう)

壮年。三、四十歳。

造次(ぞうじ)

とっさのとき。

宗廟(そうびょう)

祖先の位牌を祀まつるみたまや。

束脩(そくしゅう)

干し肉のたば。

束帶(そくたい)

礼服にしめる帯。朝廷で礼服を着用すること。

忮(そこなう)

害する。ねたんで人に害を加える。

傷(そこなえる)

きずつく。けがをする。

疏食(そし)

粗末な飯。

俎豆之事(そとうのこと)

祭具の並べ方などの礼について。

在其中(そのうちにあり)

求めなくても自然に得られる。

其憂(そのうれい)

そのような貧苦。

其樂(そのたのしみ)

道を学んで楽しむこと。

後素(そののち)

胡粉(白色の顔料)を一番あとに加える。

抑(そもそも)

それとも。

其(それ)

いったい。そもそも。

損益(そんえき)

減らしたり増やしたりすること。

た行の「論語」用語(た ~ と)

大祭(たいさい)

君主の宮廷で行われる大きな祭祀。

泰山(たいざん)

山東省にある名山。

大師(たいし)

楽官の長。

大車(たいしゃ)

大きな牛車。

大人(たいじん)

高い地位にある徳のある人。

大節(たいせつ)

国家の重大事件。

大哉(だいなるかな)

りっぱな。

太廟(たいびょう)

魯の周公旦を祀ったみたまや。

大賓(たいひん)

君主のところへ来た隣国の賓客。

無違(たがうことなかれ)

礼をふみはずすな。

誰為(たがためにかせん)

誰のために~しようか。

卓爾(たくじ)

高くそびえ立つさま。

不猛(たけからず)

激し過ぎることがない。荒々しくない。

相(たすくる)

助ける。

惟(ただ)

ひとり。

唯(ただ~のみ)

~なのは。

竭焉(たたきてつくす)

十分に説明し尽くす。

不立(たたず)

存立しない。成立しない。

正(ただす)

誤りを正してもらう。

立(たちて)

確立する。

絶(たつ)

絶ち切る。すっかりなくする。

立(たつ)

並んで立つ。

達巷(たっこう)

村の名。

貴(たっとき)

高い地位。

宗(たっとぶ)

尊ぶ。

譬(たとえば)

例えば。

樂(たのしい)

楽しい。

樂(たのしみ)

自らが楽しみとするものを楽しむ。

樂(たのしむ)

対象と自己とが一体となり、完全に融合すること。

民(たみ)

一般人民。

民信之矣(たみこれをしんず)

人民が為政者を信頼する。

民無信(たみしんなくんば)

人民が為政者を信頼する心がなければ。

未足(たらざる)

まだ十分でない。

誰與(たれとともにせん)

だれを任命するか?

歎(たんじて)

感嘆する。

近憂(ちかきうれい)

身近に起きてくる心配ごと。

近(ちかし)

似ている。

忠恕(ちゅうじょ)

真心と思いやり。

忠信(ちゅうしん)

まごころを尽くし、いつわりのないこと。

中道(ちゅうどう)

物事の途中。

不舎晝夜(ちゅうやをやめず)

昼となく夜となく。

徴(ちょう)

証拠とする。証明する。

朝(ちょう)

朝廷。

朝廷(ちょうてい)

君主が政務をとる所。

退朝(ちょうよりしりぞく)

朝廷を退出して家へ帰る。

直躬(ちょくきゅう)

正直者の躬(きゅう)という名の男。

平地(ちをたいらか)

地面の凹凸をならして平らにする。

陳(ちん)

国名。

陳蔡(ちんさい)

南方にあった小国の名。

使(つかう)

公役(くやく)を課す。

事(つかうる)

仕える。奉仕する。

就(つく)

親しみ近づく。

竭(つくし)

力を充分に出し尽くすこと。

作(つくる)

創作。

謹爾(つつしめるのみ)

謹厳慎重であった。

弟(てい)

年長者に仕えて従順なこと。

庭(てい)

自分の家の廟の前庭。

禘(てい)

天子が郊外で上帝(天の神)をまつる大祭。

弟子(ていし)

門弟。若者。年少者。

禘之説(ていのせつ)

禘祭(ていさい)の意義。

適(てき)

性分に合う。

徹(てつ)

周代の租税の制度。

徹(てっす)

祭祀が済んで供物をさげること。

天(てん)

天の神。

天下(てんか)

この世。世界。

殿(でんたり)

しんがり。軍隊の退却時に最後尾で追手を防ぐこと。

顚沛(てんぱい)

危急のとき。

天命(てんめい)

天から与えられた運命。天が与えた使命。

與(と)

~と。並列の意。

土(ど)

安楽なところ。

雖(といえども)

たとえ~であっても。

黨(とう)

たぐい。同類。

堂(どう)

座敷。

同(どう)

付和雷同する。

慟(どうす)

ひどく悲しむ。

唐棣(とうてい)

スモモ。

遠(とおき)

先祖。

遠慮(とおきおもんぱかり)

はるか遠い将来のことまで考える。

遠遊(とおくあそぶ)

遠出。

遠(とおし)

へだたる。

尤(とがめる)

とがめる。咎と同じ。

時(とき)

いつでも。

徳(とく)

道徳。または有徳者。

年(とし)

年齢。

年饑(としうえて)

今年は飢饉である。

歳寒(としさむくして)

寒い季節になって。

訥(とつ)

話し方がなめらかでない。口べた。

斉(ととのう)

統制する。

鄰(となり)

仲間。理解者。支持者。

富(とみ)

財産の多いこと。

富且貴(とみかつたっとき)

金持ちになり、高い地位を得ること。

朋(とも)

学問について志を同じくする友人。

與(ともに)

共に。友人となって一緒に。

共(ともに)

共有する。

無友(ともにすることなかれ)

友だちにするな。

不與(ともにせざる)

(行動を)ともにしない。

天道(とんどう)

天の道理。宇宙の法則。

な行の「論語」用語(な ~ の)

猶(なお)

それでもなお。

猶(なお~のごとし)

ちょうど~のようだ。

直(なおき)

正しい人。正直な人。

勿(なかれ)

~するな。

莫(なき)

ない。

末(なき)

無き。

不成(なさず)

成り立たせないようにする。完成させないようにする。

成者(なさんもの)

成功させる人。

毋(なし)

~ない。無い。

成(なし)

成し遂げさす。完成させる。

就(なす)

援助完成する。

何有(なにかあらん)

何の困難があろうか、何の困難もない。

何先(なにをかさきにせん)

何を先にしようか。

何爲哉(なにをかなすや)

何をしたであろうか。

何爲(なにをなす)

どうすれば。

何用不臧(なにをもってかよからざらん)

どうして善くないことがあろうか。まことに善いことだ。

習(ならい)

習慣。繰り返しやること。教養も含まれる。

成(なる)

完成する。

狎(なれ)

なれなれしくする。

則(なれば)

~であるならば。

女(なんじ)

あなた。汝。

爾(なんじ)

お前たち。

非爾所及(なんじのおよぶところあらざる)

今のお前ではまだできることではない。

奚(なんぞ)

なぜ。

盍(なんぞ~ざる)

どうして~しないのか。

奚不~(なんぞ~せざる)

どうして~しないのか。

何敢望(なんぞあえてのぞまん)

どうして比べられようか(比べものにならない)。

何誅(なんぞせめん)

どうして責めようか。

何足以臧(なんぞもってよしとするにたらん)

どうして善いとするにたりようか。善いとする値打ちがない。

何謂也(なんのいいぞや)

それはどういう意味ですか。

南面(なんめん)

天子が南に面して座につくこと。すなわち、君主の位につくこと。

二三子(にさんし)

おまえたち。

不如(にしかず)

~に及ばない。

二代(にだい)

夏王朝・殷王朝の二王朝。

似(にたり)

~のようだ。

荷(にない)

かつぐ。

任(にん)

任務。

攘(ぬすみて)

入りこんできたものを盗む。

杇(ぬる)

こてで壁をぬる。

佞(ねい)

人あたりがよくて、口先がうまい。

願(ねがわくは~せん)

どうか~したい。

述(のべて)

述べ伝える。祖述する。

飲(のましむ)

勝者が敗者に罰杯の酒を飲ませる。

云爾(のみ)

~というわけである。

而已矣(のみ)

~だけだ。~にすぎない。

不踰矩(のりをこえず)

道理をふみはずすことがない。

は行の「論語」用語(は ~ ほ)

廢(はいす)

やめる。

不拝(はいせず)

拝礼されなかった。

不廃(はいせられず)

見捨てられることなく、必ず用いられる。

不圖(はからざりき)

思いもよらなかった。予期しなかった。

好謀(はかりごとをこのみて)

計画を練る。

議(はかる)

語り合う。

莫(ばく)

性分に合わない。

厲(はげしく)

きびしい。

不恥(はじざる)

恥ずかしいと思わない。

始(はじめ)

今まで。以前には。

始作(はじめおこす)

音楽を演奏し始める時。

奔(はしりて)

走って逃げる。敗走する。

辱矣(はずかしめらる)

嫌われて恥をかく。

八佾(はちいつ)

天子の舞。佾は舞の列。縦横とも8列、64名で並び舞う。

發(はっす)

開く。啓発。

従(はなちて)

放つ。

憚(はばかる)

躊躇する。

盼兮(はんたり)

涼しい目元。

反坫(はんてん)

土で作った盃さかずきを置く台。

比(ひ)

利害関係でもって感情的に私的な交際をすること。従う。

皮(ひ)

弓矢競技の的(の中央の皮)。

悱(ひ)

もどかしく、言い悩む。

帥(ひきいる)

率先して人々を導く。

竊比(ひそかにひす)

そっと比べる。

必(ひつ)

無理押し。

匹夫(ひっぷ)

身分の低い男。一人の男。

人(ひと)

他の人。一般の人。

齊(ひとし)

自分も見習って同じようになること。

人不知而(ひとしらずして)

人が自分の学徳を人が認めてくれないこと。

爲人(ひととなり)

人柄。

與人(ひととまじわる)

人と交わるにあたって。

於人(ひとにおけるや)

人に対して。

勿施於人(ひとにほどこすことなかれ)

他人に対してしてはならない。

人之惡(ひとのあく)

他人の悪い点。

人之美(ひとのび)

他人の美点。善行。

人不堪(ひとはたえず)

普通の人は堪えられない。

舉人(ひとをあげる)

人を抜擢する。

以人(ひとをもって)

人によって。その人が自分の気に入らない人だという理由で。

安人(ひとをやすんず)

自分の関係のある人々を安心させる。

鄙哉(ひなるかな)

いやしい感じだ。

肥馬(ひば)

肥えた馬。

鄙夫(ひふ)

知識のない者。無教養な人。

美目(びもく)

目もとの美しい目。

百工(ひゃくこう)

種々の職人。

百乘之家(ひゃくじょうのいえ)

兵車百台を出すくらいの領地をもっている卿大夫の家。

百世(ひゃくせい)

百代先の王朝。

百姓(ひゃくせい)

人民のこと。(農民ではない。)

百里之命(ひゃくりのめい)

諸侯の国の政令。

馮河(ひょうがし)

波を凌しのいで渡る。黄河を歩いて渡る。

非禮(ひれい)

礼の規則にはずれたもの。

汎(ひろく)

広く。

博(ひろむる)

見識を広める。

貧(ひん)

貧乏。

敏(びん)

すばやく行なう。

賓客(ひんかく)

外国の客。

殯(ひんせよ)

埋葬前にしばらく死体を棺に納めたまま安置する。

彬彬(ひんぴん)

外観・内容ともに整って盛んなようす。

武(ぶ)

武王の音楽。

富貴在天(ふうきてんにあり)

富むも貴きも、すべて天命によるもの。

夫子(ふうし)

弟子が師匠を呼ぶ尊称。うちの先生。学問や徳のある年長者に対する敬称。

不義(ふぎ)

正しい道からはずれること。

服(ふくし)

従事する。

服(ふくす)

服従。

武城(ぶじょう)

魯の国の地名。

不仁(ふじん)

人間らしい愛情がないこと。

不仁者(ふじんしゃ)

私欲だけで仁徳のない者。

偃(ふす)

なびく。

禦(ふせぐ)

応対する。抗弁する。

復(ふたたびす)

同じことを繰り返し教えること。

教不能(ふのうをおしえる)

能力に乏しい者を教え導く。

不敏(ふびん)

賢くない。自分を謙遜していう。

復(ふむ)

実行する。履行する。

憤(ふん)

疑問を解決しようと発憤(発奮)すること。

文(ぶん)

学問。詩・書・礼・楽。

文(ぶん)

装飾。飾る。教養による外面的な美しさ。

文(ぶん)

書物。

文獻(ぶんけん)

書物と賢人。

文章(ぶんしょう)

威儀・言葉遣いなど、徳が外にあらわれたもの。

糞土(ふんど)

腐った土。

蔽(へい)

弊害。

足兵(へいをたらし)

軍備を十分にする。

諂(へつらい)

おべっか。こびる。卑屈になって憐れみを乞う。

冕衣裳者(べんいしょうのもの)

大礼服を着た人。

便便(べんべん)

すらすらと話すさま。

方(ほう)

一定の方向。

邦君(ほうくん)

一国の君主。

暴虎(ぼうこ)

あばれる虎を素手で打つこと。

封人(ほうじん)

国境を守る役人。

朋友(ほうゆう)

友人。

僕(ぼく)

御者。

北辰(ほくしん)

北極星。

木鐸(ぼくたく)

法令などを人民に伝えるために鳴らした木の舌のある鈴。

穆穆(ぼくぼくたり)

威儀正しく奥ゆかしいさま。

不伐(ほこらず)

自分の功績を誇らない。

伐(ほこる)

誇る。自慢する。

欲無(ほっせず)

しないようにしたい。

施(ほどこす)

移し及ぼす。人におしつける。

雕(ほる)

彫刻する。

喪(ほろぼす)

滅ぼす。

ま行の「論語」用語(ま ~ も)

枉(まがれる)

正しくない人。不正直な人。

方(まさに)

ちょうど~する最中だ。

将(まさに~せんとす)

いまにも~しそうである。

愈与(まされるか)

すぐれているのですか。

亦(また)

語調をゆるやかにする語。「また(also)~しましょう」ではない。

不亦君子乎(またくんしならずや)

なんと人格者ではないか。

不亦楽乎(またたのしからずや)

なんと楽しいことではないか。

不亦説乎(またよろこばしからずや)

なんと喜ばしいことではないか。

待(またん)

待遇する。

政(まつりごと)

政治。

爲政(まつりごとをなす)

政治に携わる。

祭(まつる)

霊をまつる。法要を営む。

不惑(まどわず)

自分の学問に自信ができ、疑惑をいだかなくなる。

學(まなびて)

学問。

免(まぬがれる)

(刑罰から)のがれようとする。

麻冕(まべん)

麻の冠。

得見(まみえんことをえる)

会見することができた

請見(まみえんことをこう)

会見することを願う。

見(まみゆ)

お目にかかる。

躬(み)

自分で実際に実行すること。

自省(みずかあかえりみる)

自分もその人と同じようではないかと反省する。

飲水(みずをのみ)

おいしい汁物がないこと。

濫(みだる)

乱れる。度を越した行ないをする。

道(みち)

仁に進むべき方法。人生の道のり。

無道(みちなき)

道徳・道義が失われ行われない。

道(みちびく)

指導する。

直道(みちをなおく)

主義を曲げない。

枉道(みちをまげて)

主義を曲げる。

耳順(みみしたがう)

自分と反対の意見を聞いても、反発を感じなくなり、心に余裕が出る。

視(みる)

注意してよく観察する。

觀(みる)

広く詳らかに観察する。

瞻(みる)

見る。

不欲觀(みるをほっせず)

見るにたえない。

殺身(みをころして)

命を捨てる。

無爲(むい)

何もしないで。

策(むちうつ)

むちをあてる。

無道(むどう)

道徳にはずれた悪い行いをする人。無法者。

無能(むのう)

才能・能力がないこと。

妻(めあわす)

娘を嫁にやる。

明日(めいじつ)

あくる日。

孟之反(もうしはん)

魯の国の大夫。

目(もく)

重要な項目。細目。眼目。

以(もって)

~を用いる。

可以~(もって~すべし)

~できる。~してよい。

無以尚之(もってこれにくわうるなし)

何物もこれに加えることができない。

求(もとめる)

貪り求める。

固(もとより)

もちろん。いうまでもなく。もともと。

務本(もとをつとむ)

基礎をしっかりと。物事の根本的な事柄について努力する。

臨喪(もにのぞむ)

他人の葬儀に参列すること。

亦(もまた~)

~もまた。~も同様に。

門人(もんじん)

孔子の他の門人たち。

や行の「論語」用語(や ~ よ)

野(や)

粗野。いなか者。野人。

約(やく)

貧困。窮乏生活。つつましやか。控えめ。倹約。

焚(やく)

焼く。

約(やくする)

引き締める。

安(やすき)

安楽。安らかさ。

安(やすし)

窮屈でない。おだやかで落ち着いている。ゆったりしている。

傷(やぶらん)

哀しんでも、うちひしがれない。

敝(やぶれる)

使い古して破損する。破れる。

疾(やまい)

病気。

不疚(やましからずんば)

はじるところがない。

爲山(やまをつくる)

築山をつくる。

罷(やめん)

途中でやめる。

行(やる)

車を動かす。

已矣乎(やんぬるかな)

もうだめだ。もうおしまいだ。絶望をあらわすことば。

勇(ゆう)

勇気が具わっている。

優(ゆう)

余力があること。

揖譲(ゆうじょう)

挨拶し「お先にどうぞ」と譲り合う。

有政(ゆうせい)

政治。

有道(ゆうどう)

人格の優れた人。道理に明るい人。学徳のまさった人。

夕(ゆうべ)

夕方。

逝者(ゆくもの)

過ぎ去って、かえらないもの。

用(よう)

国の費用。

雍(よう)

雍のうた。

如(ようだ)

~のようだ。

用不足(ようたらず)

国家の財政が不足している。

夭夭如(ようようじょ)

にこやかな様子。

可也(よかろう)

よい。

慾(よく)

欲が深い。

善(よく)

うまく。

莫能興(よくたつことなし)

起ち上がることができなかった。

好(よしみ)

国と国とが親しく交わること。修好。

自(より)

~から。

而往(よりのち)

以後。

餘力(よりょく)

余裕。

因(よる)

うけついで従う。因襲。

由(よる)

方法。手段。

因(よること)

頼りにすること。

説(よろこぶ)

喜ぶ。

ら行の「論語」用語(ら ~ ろ)

來者(らいしゃ)

未来の人間。後生。

樂(らく)

富貴。豊かな生活。

亂(らん)

背徳。道を乱すこと。無秩序。

里(り)

二十五軒の家からなる集落。

利(り)

利益。

六尺之孤(りくせきのこ)

父が死んで幼少で即位した君主。

旅(りょ)

山の神を祭る大祭の名。

良(りょう)

素直。

兩君(りょうくん)

両国の君主。

力(りょく)

怪力。武勇伝。暴力。

林放(りんぽう)

魯の人。

縲絏(るいせつ)

牢獄のこと。

禮(れい)

礼儀。

厲(れい)

着物を脱いで渡り。

霊公(れいこう)

春秋時代、衛の君主。

禮譲(れいじょう)

礼儀をあつくして、へりくだった態度をとること。

復礼(れいにかえる)

礼にたちもどる。

禮之本(れいのもと)

礼の本質。

如禮何(れいをいかんせん)

礼がいかに整っていても何の役にも立たない。

勞(ろう)

労働。労力。労苦。

陋巷(ろうこう)

狭い路地。あばら家。

干祿(ろくをもとむる)

仕官を望むこと。

わ行の「論語」用語(わ ~ ん)

少(わかき)

三十歳以前。

我師(わがし)

自分のお手本となる人。

別乎(わかたんや)

区別できるか。

吾往也(わがゆくなり)

自分が進んでやったからである。

私(わたくし)

私生活。

予(われ)

私。

我未見(われいまだみん)

私はまだお目にかかったことがない。



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