2つの風水:理気(りき)と巒頭(らんとう)

風水では、都市、住居、建物、墓などの位置の吉凶禍福(託宣)を決定し、気の流れを物の位置で制御する思想・学問とも言われています。風水には、目に見えるもの(土地、地形など)で判断し、地形読破の術である「巒頭(らんとう)」と、目に見えないもの(陰陽五行、八卦、易、方位など)で判断し、時間によって変化する天地間の気を判断する「理気(りき)」があります。

巒頭(らんとう)

風水 巒頭 らんとう 巒頭(らんとう)は、形法、形勢派、巒体派などと呼ばれ、巒頭派と まとめて呼ばれることもあります。龍脈のお話しがでてきたり、背後を山に囲まれた海辺がいい場所であるといった例を持ち出す風水師さんは、巒頭派です。巒頭では地理五訣(ちりごけつ)は、竜・穴・砂・水・向の5種類で判断します。

竜・・・土地の起伏や山脈など。起伏が多い土地は気が集まり、起伏が少ない土地は気が集まりにくい。
穴・・・竜よりも気が集まる土地。災難から守ってくれる。
砂・・・穴の周りの土砂や建物。健康運への影響を見る。
水・・・穴の周りの道や川など。金運への影響を見る。
向・・・建物が向いている方向の逆方向。建物の良し悪しを見る。

理気(りき)

奇門遁甲 理気(りき)は、理法、理気派、屋宅派などと呼ばれ、理気派と まとめて呼ばれることもあります。吉凶を占う、生年月日や性別をもとに占う風水師さんは、理気派です。理気派の一部には、風水だけでなく日本で発達した風水以外のもの(九星気学、陰陽道、四柱推命)をブレンドしたパターンもあります。本Webサイトで紹介している「吉凶方位」は理気派風水です。(本来の)理気派では、方位の吉凶を重視し、個々人の生年月日・性別によって決定される『方位の吉凶』にもとづき住居や墓の方位、住居内の配置などを決めます。

日本の風水

風水 日本 風水は中国で発祥しましたが、日本では独自の進化をしています。日本の風水は、中国から(香港・台湾 または 韓国を経由して)伝わったものですが、長い年月の間に 他の学問・占術(気学、方位学、色彩学、家相学など)などの要素を取り入れて、中国伝統の風水とは別の発展をとげました。日本で有名な風水師は、Dr.コパさん、李家幽竹さん、ユミリーさんなどがいらっしゃいますが、それぞれ独自の風水理論を展開しています。誰の風水が正しい/正しくないという訳ではなく、風水は色々な学問を取り入れてバリエーションが多いとご理解ください。

Dr.コパさん |  李家幽竹さん |  ユミリー(直居由美里)さん


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